Sunday, July 17, 2016

5-htp 56






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こ の 5-HTP で す が, 簡 単 に 言 う と プ ロ テ イ ンみたいなものです。暗い気分とか神経症とか、そういったものへの対症療法では、セロトニンという脳内物質の濃度を上げることで対処する場合が多いのですが、このセロトニン に 最 も 近 い 化学 物質 が 5-HTP で, い わ ば 「セ ロ ト ニ ン の 原材料」 と い う わ け で す. 筋肉 増 強 し た い と き に プ ロ テ イ ン 飲 む の と 似 て る で し ょ う? ち な み に 一般 的 な 抗 う つ 剤 (SSRI, 選 択 的 セ ロ ト ニ ン 再 取 り 込 み 阻 害 薬)の場合はさらに強力で、放出されたあと通常は回収されてしまうセロトニン の シ ス テ ム に 作用 し て, 回収 の 働 き を 阻 害 す る こ と で 脳 内 の セ ロ ト ニ ン濃度を高める、という方法をとっているようです。脳に作用して阻害、なんて言われると危険な感じもしますけど、よくよく考えてみれば抗アレルギー剤なんかも仕組みは似ているんですよね。花粉症の人がよく飲んだり処方されたりする抗ヒスタミン剤 も, ヒ ス タ ミ ン の 作用 を 阻 害 す る よ う な 働 き の も の が 多 い ん で す. 結論 か ら 言 う と 「ま さ か こ こ ま で 効 く と は 思 わ な か っ た」 と い っ た 感 じ で す. 今 5-HTP を 服用 し て い る 状態 か ら 考 え る と, こ の 服用 前 の ぼ く の 状態 と い う の は, ノ イ ズ 乗 り ま く り の ラ ジ オなんかが近かったと思います。一応番組っぽいものは聞こえてはいるんだけど、それ以外の雑音が大きすぎて全然ちゃんと聞こえていないような。服用後はその ノ イ ズ が ぴ た っ と 止 み、音量は小さいけれど(ここが重要なのであとで解説します)番組ははっきりと聞こえているような、そんな状態です。 誰しも自分の行動や思考に対して、「それは違うだろう」だとか「そんなことしてはいけない」みたいな、 否定 的 な ツ ッ コ ミ を 入 れ る も う ひ と り の 自 分 の 存在を感じたことがあると思いますが、ぼくの場合このツッコミ役はとにかくやかましい存在でした。とにかくあらゆる可能性を提示してきて、「もしこういう可能性だったらどうするんだお前ヤバいぞお前やめとけお前」みたいな感じですね。 例えば「彼女がほしいな」と思えば「今のお前は彼女ができるほど魅力的じゃないしそもそもお前ほしいっつったって何もしてねーだろ」なんて言ってくるし、それではとばかりに行動してみようと思えば「いいのかお前そんなやり方で? 余 計 嫌 わ れ る か も し れ ん ぞ? そうなったらお前もっと面倒なことになるんじゃないのか?」とか言ってくるし、「じゃあどうすりゃいいんだよ!」って言いたくなるんですけど、結局このツッコミ役も同じ自分なわけで、しかも実際面と向かって言われてるわけじゃないので、罵倒して絶縁するでも、ぶん殴って強制的に止められるでもない。厄介な存在ですよね。 こ い つ が 5-HTP の 服用 後 は 非常 に お と な し く な り ま し た。たまに騒ぎ始めても「まあまあ」って言うと(実際には言ってないですよ? 頭 の 中 で で す) す ぐ に 引 き 下 が っ て く れ る 感 じ で す. そう、お気づきの方もいらっしゃると思いますが、これはぼくがずっと長いこと望んでいたけれど、さっき話した「ツッコミ役」のせいでどうしても実現できなかった「 軽 い 生 き 方 」を い つ の 間 に か 実 現 し て い る ん で す よ ね. ま ず, 何 よ り も 第一 に, も の す ご く ス ト レ ス フ リ ー。「まあいいか」で物事を片付けられるようになると、何に対しても「苛立つ」ということが本当に少なくなります。完全になくなることはもちろんないけれど、 た ま に イ ラ っ と き て も 数 分, 早 け れ ば 数秒 で ど う で も よ く な っ ち ゃ うんですよね。冒頭で書いたように、ぼくのブログ更新が滞ったのにはこのことが大きく関わっているんですけども。 そ れ か ら 上 に も 書 き ま し た が, 失敗 に 対 す る 恐怖 が 激 減 す る、という特徴があるので、単に心が穏やかになるというだけではなく、ぼくのように考えすぎでなかなか行動ができない、 頭 で っ か ち の 人 は む し ろ ア ク テ ィ ブ に な る の で は な い かと思います。言うまでもないですけど、そういう人が行動できないのは失敗に対する恐怖が非常に大きいことが1つの原因だからです。 あ, 今 「そ ん な こ と 言 っ た っ て, 頭 で 分 か っ て て も 体 が 動 か な い ん だ よ! 」って言いたくなった人、それとてもよくわかります。たぶんぼくも服用前だったらそう言ってたと思う。失敗の確率ではなく、失敗の可能性が存在することそのものが、行動に対するブレーキになってしまうんですよね。 さ て, こ こ ま で い か に 5-HTP と い う サ プ リ メ ン ト が 素 晴 ら し い か 語 っ て き ま し た け ど も, ご 存 知 の 通 り 毒 と 薬 と は 常 に 表裏 一体です。「人体に対して害を与えない程度の毒に『薬』という名前がついている」という考えでもいいくらい。ここでこのサプリメントの毒の部分を説明しておかなければ、バカバカしい通販番組の宣伝と大して変わらなくなってしまいますから、考えうるデメリットを嘘偽りなく書きます。このブログを読んで少しでも「5-HTP 試 し て み よ う か な 」と 思 っ た な ら ば, 以下 の 内容 は 必 ず 目 を 通 し て お い て く だ さ い. デ メ リ ッ ト そ の 1: 副作用 最 も よ く 言 わ れ て い る の は 吐 き 気 で す. こ れ は ぼ く 自身 が 一番 体 験 し た 副作用 で も あ り ま す. ただしいつでも吐き気があるかというとそういうわけではなく、ぼくの体験では「 空腹 時 に 高 容量 (200mg 以上) 」服用すると、吐き気が強く現れました。今は食後に低容量(50mg)服用していますが、このやり方では吐き気は全く現れません。効果も十分に出ていますから、初めての方は必ず食後に、保険をかけて25mg(50mgのカプセルが一番少ない容量なので、これを開けて中身を半分にする)服用してみるのがいいと思います。もしこれで強い吐き気が現れるようでしたら、残念ですが5-HTPの服用は諦めたほうがいいでしょう。逆にもし全く効果が現れないようでしたら、25mgから徐々に容量を増やしていくといいと思います。効果が出たら、それ以上増やすのはやめましょう。ぼくは一応1回400mgまで服用したことがありますが、副作用が増えるだけなのでおすすめしません。 あ と は 集中 力 に 若干 の 低下 が 見 ら れ, 眠 気 が 喚起 さ れ るという副作用もあります。先ほどぼくの状態をラジオにたとえたとき、「音量は小さいが」という言い方をしましたが、これはこのことを指しています。ノイズは消えますが、その分メインの番組の音量も小さくなっているので、この部分がまあデメリットといえばデメリットと言えるでしょう。ただしぼくの場合はノイズが大きいほうがメインの番組に対する影響が大きいので、ここは人によると思います。 そ れ か ら 性欲 の 減 衰も副作用として確認されているようです。ぼく自身はあまり実感がありませんが、確かに服用前よりやや減衰しているような気はしないでもないような……というくらいの感覚。この副作用は逆に早漏改善に使われているようなので一方的なデメリットとも言えないですが、性欲が減衰すると困る方は服用を控えてください。念のため。 デ メ リ ッ ト そ の 2: 依存性 当然 で す が 5-HTPはドラッグの類ではないので、禁断症状などの身体的依存はありません。精神的依存は「今日は5-HTP飲んでないのか……不安だなあ」くらいのものはあるかもしれませんが、薬剤耐性も禁断症状もないので、特に心配する必要はないでしょう。 要 は 「よく効くものだから当然デメリットはあるけど飲み方と量間違えなければ問題ない 」と い う こ と で す.


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